アホルンシュピッツェ
Ahornspitze (2973m)


ツィラー谷のマイヤーホーフェンの傍に聳えるアホルンシュピッツェは、ほとんど3000mの高さに もかかわらず、比較的登り易い山です。
アホルンバーンでほとんど2000mまで上がれ、さらに中間点にちょうど良い休憩場所となるエーデルヒュッテがあります。
しかし、最後の何百メートルかは非常に急峻で、しかも脆く不安定な岩場なので注意が必要です。

 

フィルツコーゲルとい山の隣の無名峰から見たアホルンシュピッツェとエーデルヒュッテ(中央)

アホルンバーンという160人乗りのロープウエィを使うと、数分で2000mまで達することができます。


フィルツェン放牧場の境界にあるゲートを通過し、ホーホレーガーというエーデルヒュッテとアホルンシュピッツェが一望できる場所に回りこみます。
どんどん高度を稼ぎならが、グラートに沿って進み、いくつかの小川を越えるとすぐにエーデルヒュッテに到着します。(約1時間)
ヒュッテで小休止を取り、段々急になる道を辿ると、ついに道はジグザグになります。
最後の数百メートルはいつか山から落ちてきたガラガラの石の上か、晩秋の雪の上となります。


フィルツェン放牧場の境界と門

ホーホレンガーという場所に入る

エーデルヒュッテ

エーデルヒュッテからのアホルンシュピッツェ

ポープベルクシュナイトという稜線に出ます

ポープベルクシュナイト

最後の一息はものすごく急

崩れやすく不安定

最後に頂上まではトラバース

トラバース時には下を見ないほうが良いかも

稜線(ポープベルクシュナイト)に立つと、イタリアとの国境となるツィラーアルプスの主要領がよく見えます。
ここから最後の数百メートルが実に興味深いものとなります。ほとんど登山道というものがなくなり、
代わりにマーキングされた崩れやすく、不安定な石をあちこちに探しながら登ることになります。
次のマーキングを探しながら登ると、ついに頂上の十字架が見えます。

最初に到着する場所は、本当の頂上ではなく、バリアのように立ちはだかる大きな岩を左側から回り込んでさらに進むと、
アホルンシュピッツェの本当の頂上に続く細い道が見つかります。
この最後の道の一に部は、しっかりした岩に接続された一本の鋼鉄のザイルや何箇所かのグリップの補助があります。


頂上から南へのパノラマ




データ:
2007年10月12日
Filzenalm (1955m, 9:20) -> Edelhütte (2238m, 10:30)
Edelhütte (2238m, 10:45) -> Popbergschneid (2740m, 11:50) -> Ahornspitze (2973m, 12:45) (登り 3時間15分)
Ahornspitze (2973m, 13:15) -> Popbergschneid (2740m, 13:53) -> Edelhütte (2238m, 14:40)
Edelhütte (2238m, 15:10) -> Filzenalm (1955m, 16:20) (下り、2時間25分)

[Back to Hiking]